「氷菓」 米澤穂信

久しぶりの更新です。
そろそろ読書記録を再開してみようかと思います。

あらすじ。
やらなくても良いことはやらない、がモットーの省エネ少年・折木奉太郎が、ひょんなことから廃部寸前の古典部に入部し、日常の小さな謎を解き明かしていく。
古典部シリーズ第1巻「氷菓」では、古典部の文集の題名である「氷菓」に隠された謎を追究していきます。


最近、米澤穂信が個人的にきてます!
米澤穂信は、「儚い羊たちの祝宴」から入って、なんかちょっと怖いなーって思ったからその後はあまり触れていませんでした。
でも、10月になって、「春季限定いちごタルト事件」に始まる小市民シリーズを(カバー絵に惹かれて)読んでみて、考えが変わりました。
ひとつひとつは日常のちょっとした謎を解決するだけなのですが、最後には今まで出てきた謎がつながります。最後に「なるほど!」ってなるのが快感で、読みながら伏線を探してしまいます。登場人物のちょっとした行動やセリフが、最終的にどう回収されるのか…… どきどきします。

さて、この「氷菓」は米澤穂信のデビュー作ですが、私としては、他の米澤作品をいくつか読んでから手に取るのをおすすめします。
小市民シリーズを読んでから「氷菓」を読んで、これが米澤穂信の原点か!と納得しました。


最近読んだ本のラインナップを見ると、米澤穂信で埋め尽くされてます。
いつもは同じ作者の本は時間をあけて読むように気を使ってますが、今回は気にしない!
今から古典部シリーズ第2巻、「愚者のエンドロール」を読み始めます!

とりあえず、早く冬季限定が読みたいです。