「謎解きはディナーのあとで」  東川篤哉

テストが終わって心が荒んでたときに衝動買い。

あらすじ。
お嬢様で刑事の宝生麗子が難事件に遭遇して、お屋敷で執事に事件の内容を話したら執事が即解決。
短編が6つ。
新しい安楽椅子探偵って感じ。

お嬢様キャラが出てくる話自体は新しくもなんともないし、口が悪い執事とかも漫画とかじゃよく出てくるけど……本当おもしろいです。
掛け合いが絶妙というか、センスあるというか。
ミステリの方も、
そこでそう決め付けるのはどうだろうか!?
と言いたくなるものもあるけど、ちょっと捻ってあって楽しく読めました。

6つ短編があって、謎解き場面はだいたい5〜6ページで終わっちゃう。
お嬢様が執事に概要を説明してすぐ「お嬢様はアホですか」とか言われちゃうんだけど、アホじゃなくても分からないと思うんだよね。
でも、そういうところも安楽椅子探偵物の醍醐味なので……

とにかく、受験勉強に疲れた心に潤いを与えてくれました。