ご飯は最後の一粒まで

 なんだかあんまり本が読めてない気がする。
 村上春樹の新作読みたいんだけどなあ。早く図書館に入らないかなあ……
 金がないって辛いよね……
 まあ「1Q84」は金があっても買えなかったかもしれないけど。売り切れで。
 だって、行きに店頭に上下巻が積まれてて、4時間くらいして帰りに通ったら、もう上巻がなかったからね。その本屋。下巻はあったけど。

 図書館で「ノルウェイの森」を借りたとき。
 上巻を借りたら、貸出カードが2枚目になってたのに、下巻は1枚目だった!
 上を読んで諦めて下を読んでない人が多いってことかな?私も挫折しそうになったけどね。読んだよちゃんと。
 これ、文学作品にはけっこう多い事態。
 上と下の貸し出し回数の差を見て、ああ、諦めちゃたんだなあ。もったいないなあ。って、いっつも思うんだよ。だってせっかく読んだのに、半分残しちゃうなんて。
 友達に感想を語るにしても、自分で悶々と考えを深めるにしても、「読み終わってる」ってのは大前提だと思う。半分しか触れてないのに、感想とか語ってほしくはないなあ。私としては。
 最後まで読んだ人と途中の人では、明らかに印象が違うはずだからね。
 どんな印象を抱いているかで、その本に対する言葉は変わってくるだろうし。そしたら聞いた方も、「これはこんな感じなのか」って心の準備ができるし。
 あ、ネタばれしてほしいわけじゃないよ。ネタばれは私の嫌いなものナンバー2だからね。ちなみに1位は銀杏。
 ただ、話し方とかで、本のイメージが伝わってくるってこと。
 それはオッケーなんだ。なんとなく。
 準備して読むのと前知識なしで読むのはまた理解度に差が出てくるだろうから。
 でもまあ、あらすじも知らない、イメージも持ってないって状態で読むのもかっこいいなあ。今度やってみよ。

 本は最後まで読む。そして、友人に語る!ネタばれにならない程度。
 き私の読書を支えてる鉄則なのかも。