こうゆー時にふと現れる体育会系思想

na-kuryu2009-06-06

今週のお題

 好きな音楽。

 ピアノを習っているせいもあるだろうが、一番よく聞くのはやはりクラシック音楽だ。ピアノ曲だけでなく、管弦楽も大好きだし、歌も聞く。
 でも、今回はクラシックについては言及しない。

 語るのは、ミュージカル音楽について。
 私は本当にミュージカルが好きだ。劇団四季、宝塚、もうなんでも。
 最近は「ライオンキング」。ストーリーもダンスもすばらしいが、私の心をがっしり掴んだのは、その音楽。つまり歌。
 
 ライオンキングでは、初めの「サークル・オブ・ライフ」のときに動物たちが客席を通る。一度だけ、その動物が通る席で観劇したことがあった。
 ……その迫力や、すさまじ。
 ひとりひとりが、本当に「歌っている」。 もちろん、それは当り前のことなのだけれど。でも、本当に「歌っている」。その感じが、歌っている人の気迫が、見ていた私にびしびし刺さった。その気迫というのは、たぶん、「自分がいないとこの歌が成立しない」、という自負。それが、心を捉えた。
 会場全体を取り巻く音楽。歌。それは全員で作り上げているもの。それも当然のことだが、当時の私には、全員が本気で「歌っている」というのが、妙に新鮮に感じられたのだ。
 ミュージカル音楽を一人で作り上げるのは、もちろん、不可能。その事実が、なんだか嬉しかった。
 以来、たびたび観に行っては、毎回感激している。

 ……という経緯でミュージカル大好き人間になったのだが。そんなのをいちいち覚えている者というのもめずらしかろう。
 
 私の部屋からは、ときどきミュージカル音楽(CD)が聞こえてくる。CDでも、観た時の感動を呼び起こすには十分。荒い息遣いや、息を大きく吸い込む間。ミュージカルを演じるのは大変なのだ(私が言うこっちゃないが)。
 マイルール其の壱七に、勉強中は歌詞のある音楽はかけない(つい歌詞を追って気が散るから)というのがある。が、「私はひとりじゃない!!」という気分を味わうために、ときたまマイルールを破ることも、ないことはない。ていうかある(ああ、ダメ人間!)。
 でもまあ、たまにならいいか。
 マイルールを破るのも、好きなことのためなら、そう悪くもない!!
     (→といって人は堕落します。)