「学園キノ」 時雨沢恵一

 今月に最新刊が発売されていてびっくりしました。
 まだ続くのか!!って。

 これは、爆笑。

 「学園キノ」だけ読んでる人(いるのかな?)には分からない面白さがあると思います。そして、そこが好き。
 本家「キノの旅」でのクールなキノや抜けてるエルメス、かっこいい静と従順な陸の組み合わせを知っているからこそ笑える。

 特に一巻は大爆笑だった。何度でも読める感じ。そして何回読んでも笑えるという。
 ていうか、自作のパロディを書こうと思った作者の発想がすごい。
 楽しいだろーなー。
 自分で書いた作品のキャラでパロディができるって。いいなー。
 
 「学園キノ」のあとがきはまとも。本家と比べると。いや、「キノの旅」みたいなあとがきも大好きなんだけどね。
 作家になるためには、っていう話とか、創作秘話とか。その中でもギャグ感を忘れていないところがいい。
 時雨沢さんが何にこだわりを持って書いてるのか、どこが譲れないポイントなのか、よく分かる。

 ネタがあるみたいなので、4巻も出してほしい!